日本最古のコンクリート橋・名栗川橋
大変お久しぶりです。
今回は夢路から情報を得て日本最古のコンクリート製の橋を記事にする事にしました。
場所は埼玉県・飯能市。
大正13年に作られた橋です。
経緯は下記の通りです。
この橋の建設前には木造の「太喜橋(だきばし)」がありましたが、明治43年(1910)年の大洪水で破損しました。その後仮設の橋が架けられましたが、永久橋を望む声が上がり、下名栗区の予算、県の補助金、利用者からの寄付金により、大正13年4月に着工、9月に完成しました。9月21日には竣工式が行われ、10月1日には県知事、県議会議員、工事功労者のほか多くの一般参列者を迎え、開通式が盛大に行われました。
建設中と竣工式の写真がありましたので載せておきます。
更に詳細については「土木学会・選奨土木遺産」として紹介されており、この写真もそこから拝借しました。
ちなみにこの橋の現在はこんな感じです。
大きな車や重量のある車では通れませんが、今でも車が通行出来る強固さを保持しています。
地味ではありますが感慨深いものがあるので、近くを通った際にはご覧になると良いかと思います。
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